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スタッフブログ

2023/01/12

建売住宅を購入する際の注意点とメリット・デメリット

建売住宅を購入する際の注意点とメリット・デメリット アイチャッチ

建売住宅の購入を考えている方は、価格のみで購入を決めるべきではありません。この記事では、建売住宅を購入する際の注意点メリット&デメリットを解説します。どの部分をチェックすべきなのか、何に気をつけるべきかを把握しておくと、建売住宅の購入に満足できるはずです。

 

建売住宅とは?

マイホームの購入にあたって、建売住宅や注文住宅という言葉を聞いたことがあると思います。まずは、建売住宅がどのような家かを解説します。

 

土地と建物をセットで購入できる家

建売住宅とは、土地と建物をセットで購入できる家を指します。「所有する土地に建物だけを建てたい」というように、土地と建物のどちらか一方だけを購入することができません。また、本来住宅を購入する際は、諸々の手続きが複雑です。しかし、建売住宅を購入する場合は、土地と建物のセット購入になりますので、比較的簡単な手続きで済みます。

 

建売住宅を購入する際の注意点

では、建売住宅を購入する際の注意点を解説します。価格や建物の内装だけで購入を決断することなく、チェックすべきポイントや、気をつけるべき点を把握しましょう。

 

①見積内容の確認

建売住宅の購入を決断する前は、時間をかけて見積書の確認をしましょう。見積書の確認を行うことで、無駄な出費を抑えることができたり、住宅購入の予算を決めることができます。

 

また見積書には、土地や建物以外の諸経費が記載されています。どこにいくらお金がかかるのかを確認することも、住宅購入における重要なポイントです。不明な点がある場合は、ハウスメーカーの担当者に納得いくまで何度も質問をしましょう。

 

②土地の立地や周辺環境の確認

建売住宅を購入する際は、どうしても建物の内装に目がいきがちです。しかし、土地の立地や周辺環境を確認しておかなければ、生活をはじめてから住みにくさを感じることになります。以下に、周辺環境のチェックポイントをまとめました。住宅購入の判断材料にしてみてください。

 

【周辺環境のチェックポイント】

・自宅から最寄り駅までの距離

・公共交通機関の環境

・保育所や学校までの距離

・病院やスーパーまでの距離

・地域の治安

 

現状だけではなく、数年後の家族構成を考えて周辺環境をチェックしてみましょう。

 

③物件設備の確認

建売住宅を購入する際は、物件設備の確認をしましょう。建売住宅は、すでに基本的な設備が決められており、追加で設備の注文や変更を依頼した場合はオプション扱いで支払い額が増加します。具体的な生活をイメージしながら、浴室・キッチン・ランドリールームの水回り設備や、テレビのアンテナ、コンセントの位置、エアコンの数などを入念に確認をしてみてください。

 

④住宅性能表示と証明書の有無

建売住宅が比較的リーズナブルといわれますが、数千万円もの高額な買い物になることに変わりありません。そのため、建売住宅を購入する際は、住宅性能表示と証明書の有無の確認をおすすめします。

 

住宅性能表示とは、住宅性能評価機関による物件の品質を評価する制度です。建物の設計・構造・設備・工事完了後の状態において、一定の基準を満たした高品質の物件に住宅性能評価書および建設住宅性能評価書が与えられます。購入した住宅で、この先何十年も生活を送ることになります。高品質で安心して生活ができる住宅を購入するために、ハウスメーカーへ住宅性能表示の証明書があるか、ないかの確認をしましょう。

 

⑤点検口の有無

建売住宅の内覧時に、住宅の点検口の有無を確認しておきましょう。点検口とは、床下や天井裏に張り巡らされている配線や配管の確認をする箇所です。点検口があることで、定期的なメンテナンスや、設備トラブルの原因を特定する際に役立ちます。もし、点検口がない建物の場合は、トラブルが起きた場合に大掛かりな工事が必要になってしまいます。

 

どれだけ高品質な住宅であったとしても、年数とともに劣化や故障する部分はでてきます。安心して長く住み続けるために点検口は必要になりますので、点検口の有無はもちろんのこと、点検口が設置されている場所を把握しておいてください。

 

⑥アフターサポートの確認

建売住宅は、購入して終わりではありません。住みはじめてから欠陥に気づいたり、設備の使用を開始してから故障が判明するケースがあります。そのため、契約をする前にアフターサポートの有無や内容の確認をしておきましょう。

 

アフターサービスの期間、各所トラブルの保証期間、無償対応の範囲など、アフターサポートがより充実している施工会社を選ぶことで、購入後に安心して生活をスタートさせることができます。

 

⑦支払いは家の完成後に行う

建売住宅を購入するためには、料金の支払いが必要になります。しかし、家が完成する前に支払いを済ませると、業者の対応が悪くなったり、雑な工事をされて購入を決めた建物と違うといったトラブルに繋がる可能性があります。

 

最悪の場合は、支払った後に施工会社が逃亡したり、倒産することがあるようです。契約をする前に、住宅購入における支払いの流れをしっかりと把握しておきましょう。

 

⑧口コミのチェックをする

建売住宅において意外なポイントに思われるかもしれませんが、口コミは重要な情報源です。施工会社の評価や、周辺地域に関する詳しい情報を入手することができます。契約を結ぶ前に口コミのチェックをして、気になる点を解消しておきましょう。

 

建売住宅を購入するメリット

これまで解説してきた建売住宅を購入する際の注意点に加えて、建売住宅を購入するメリット・デメリットを理解することも、安心して住宅を購入するうえで大切なポイントになります。

 

購入前に直接物件を確認できる

建売物件は、建物が完成して販売をしているケースが多いため、購入前に直接物件を確認できるメリットがあります。立地や周辺環境はもちろんですが、間取りや広さ、各種設備の機能をじっくりと確認できるのは、どの物件を購入するかの大きな判断材料になります。

 

物件の選択肢が多い

建売物件を扱う業者は、各エリアに数軒まとめて住宅を建設するケースが多いです。物件の数が多い分、選択肢が増えますので、満足いく住宅購入に繋げることができます。エリア、建物の間取りや設備から複数件の物件を内覧できるのは、建売物件のメリットといえます。

 

新築物件を安く購入できる

建売物件は、注文住宅と比べて安く設定されている傾向があります。理由は、建物が規格化されている点や、建築に関わる材料を大量購入できる点から、販売価格を安く設定できるといわれています。マイホームを持ちたい方にとって、安く新築物件が購入できるのは大きなメリットといえるのではないでしょうか。

 

入居までが早い

すでに建物が完成している建売住宅は、契約してから比較的早く入居ができます。ローン審査の兼ね合いはありますが、スムーズに契約が進んだ場合は1ヶ月前後で入居できるといわれています。転勤や入学を理由に引っ越しを急いでいる方にとっては、住宅購入の大きな判断材料にもなるはずです。

 

入居後の生活をイメージしやすい

建売住宅は直接物件の内覧ができますので、入居後の生活をイメージしやすいといえます。あらかじめ間取りや日当たり、設備環境がわかりますので、住宅購入に失敗するリスクを抑えることができるでしょう。また、入居後に揃える家具やインテリアを選ぶ基準になったり、通勤・通学時の手段やルート、さらに病院や買い物といった具体的な生活をイメージすることができます。

 

建売住宅を購入するデメリット

続いては、建売住宅を購入するデメリットをみてみましょう。

 

間取りやデザインの変更ができない

建売住宅は、デザイン・設備・色・材質まで細かく指定できる注文住宅と違って、すでに建物が完成しているケースがほとんどです。また建売住宅は、間取りや材質が規格化されています。そのため、間取りやデザインの要望があっても変更することができません。間取りやデザインにこだわりがある人にとってはデメリットであり、時間をかけて希望に近い建売物件を探し出すか、予算を増やして注文住宅を購入したほうがいいでしょう。

土地の確認ができない

土地の状態は、耐震性や耐久性に大きく影響するため、家を建てるうえで重要な部分です。しかし建売住宅の場合は、すでに建物が完成している状態になりますので、土地の状態を確認することができません。万が一軟弱な土地で、なおかつ地盤改良や基礎工事が十分にされていない場合は、地震や大雨で被害を受ける可能性が高まります。住宅購入の契約を結ぶ前に、業者にきちんと土地の状態を確認しておきましょう。

 

施工品質が低い可能性がある

建売住宅を取り扱うハウスメーカーは、工事建設の管理・監督まで行なっておらず、施工会社に一任しているケースがほとんどです。また建売住宅は、複数の物件を同時進行で建設していきますので、1軒ずつ細かい品質管理まで行なっていないといわれています。技術や意識の低い施工会社に当たってしまうと、建物に傷や歪みがある状態で引き渡される可能性があります。建物の内覧時は、内外問わず隅々まで確認することをおすすめします。

 

まとめ

建売住宅を購入する際は、建物や周辺環境だけではなく、見積書の内容やアフターサポートまで確認すべき注意点がいくつもあります。建売住宅が低価格で人気とはいえ、大きな買い物になります。「この家を買ってよかった」と思うためにも、建売住宅のメリット・デメリットをもとに、不明な点はハウスメーカーの担当者に納得できるまで相談をしてみてください。

 

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